「ポテトチップス」の販売休止相次ぐ 去年の台風の影響で北海道産じゃがいも不作|商品ニュース

去年の台風被害の影響により、カルビーなどのお菓子メーカーで「ポテトチップス」の販売休止が相次いでいる。

ポテトチップスの原料であるジャガイモ(馬鈴薯)の主要な産地である北海道で、去年は台風の被害が相次いだ。この影響で、ジャガイモが不作になったため、原料を確保するのが難しくなったようだ。

カルビーが原材料に使っているジャガイモのうち約7割が北海道産ということで、北海道での被害の影響の高さが伺える。

各社は、新商品の販売を減らすなどして、主力商品へ原料を集中させるなどの対応を迫られている。

各社の対応

カルビー

4月15日から「ポテトチップス 関東だししょうゆ」など地域限定商品や「フレンチサラダ」、「しょうゆマヨ」など18商品の販売を終了。

また、4月22日から「ポテトチップス うすしお味 BIGBAG」など容量の多い商品や「ピザポテト」など15商品の販売を休止するという。

湖池屋(コイケヤ)

3月25日から「125グラムお徳用すっぱムーチョチップスさっぱり梅味」など9商品の販売を休止している。また、「130グラムお徳用ポテトチップスリッチコンソメ」など7商品の販売を終了するという。

販売再開の時期は?

現在のところ、例年の量のじゃがいもを確保できる目途は立っていないという。

カルビーによると、とりあえず、次の秋までは様子見だという。5月あたりから九州や四国、東北など北海道以外でじゃがいもが収穫されるため、その如何によっては販売再開が早まる可能性もあるらしい。

日頃からポテチを食べている私としても、今回のニュースは痛い。食品メーカーの皆さんには、できるだけ商品数を減らしてほしくないものである。

 

 

参考資料:
・『去年の台風被害でポテトチップの販売休止相次ぐ』、NHKニュース、2017年4月10日、http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170410/k10010943031000.html
・『「ピザポテト」全サイズが販売休止 カルビーや湖池屋、じゃがいも不足で「ポテチ」一部商品を休売・終売』、ねとらば、2017年4月10日、http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1704/10/news074.html