食べられるお箸を開発 「いぐさ」で作った箸は「たたみ味」?|商品ニュース

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2017年3月31日、「食べられるお箸」を開発したという発表があった。

熊本県いぐさ・畳表活性化連絡協議会が発表したもので、畳の原料として広く知られる「イグサ」を使って箸を作ったというのだ。

「イグサ製はし」開発の裏側

今回、イグサを使ったお箸が開発された背景には、国産イグサをPRするという意図があったようだ。

現在、国産のイグサは、和室が少なくなったことによる畳生産の減少、外国産イグサの台頭により、苦境に立たされているという。

そこで、イグサの国内シェアの9割を超える熊本県八代のイグサ農家で構成された熊本県いぐさ・畳表活性化連絡協議会が「食べられる箸」を開発する運びとなった。

製造するのは、愛知県の丸繁製菓。アイスコーンなど食べられる器の開発で知られる。箸の原料として使われるイグサは、有機栽培された食用イグサであるという。

食べられるイグサがあるということ自体知らなかったが、それを利用してお箸を作るという発想がユニークである。

イグサでできた箸を食べても大丈夫?

しかし、畳の原料となるイグサを食べてしまっても大丈夫なのか?

実は、今回開発されたイグサ箸は、なんと1膳あたりサラダ1皿分の食物繊維を含んでいるという。体に害があるどころか、健康に良さそうである。

もちろん、食物繊維の摂り過ぎも良くないので、どれだけイグサの箸がおいしかったとしても、1回の食事で食べるのは1膳までにしておいた方が良いかもしれない。

なお、イグサのお箸は、東京の「熊本郷土料理うまと」と「CASA Afeliz Ginza」、熊本の「藺家」の3店舗で数量限定で提供されているという。

その他の気になるイグサ商品

実は、イグサを使った商品は他にもある。

例えば、イグサを使ってできた「草履」だ。

足ゆび運動ぞうり 八代産い草モデル』という商品は、熊本県八代産のい草を使って作られた商品である。

畳もぞうりも、どちらも足で踏むものなので、どちらかといえば、箸よりもぞうりの方が受け入れやすいのではないだろうか。

このイグサ草履、実は結構人気の商品らしく、楽天市場でも「健康サンダルランキング」で1位を取ったという。また、「Beyond Beauty Paris – Beauty Challenger Awards」も受賞した。

 

 

1日わずか30分履くだけで、「外反・内反」、「むくみ」、「つらい膝」、「足の冷え」、「腰痛」が驚くほど楽になると宣伝されている。

テレビ東京系列の「ワールドビジネスサテライト(WBS)」の「トレたま」コーナーでも紹介された。

足の状態を改善すると、体の様々な部分の不調に効果があるとよく聞く。もし上記の症状に悩んでいる人がいれば、試してみるのも良いかもしれない。数千円の出費で病院代が浮くのであれば安いだろう。


足ゆび運動ぞうり 八代産い草モデル(国産たたみモデル) (M(23.5~24.5cm), エンジ)

 

参考資料:
『イグサで作った食べられる箸を開発』、毎日新聞、2017年3月31日